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【社長の徒然草:9号】世界最高品質の『サーモン』後編~オーラキングサーモン~
『サーモン』と言っても、養殖物でもいくつか種類がある。ノルウェー、タスマニア、スコットランド等ではアトランティックサーモン、チリや日本では、パシフィックサーモン(銀鮭)と呼ばれる種類の魚だ。天然物では、最高級のマスノスケ(キングサーモン)の他、紅鮭、白鮭、銀鮭と様々な種類がある。
マールボロ・サウンドの入り江で泳ぐオーラキングサーモン
マスノスケは自然界では、北半球でしか獲れない。大きさも5キロ〜大きなものは10キロを軽く超えてくる。身質も脂の乗りも最高で北海道では、その腹身の大トロはマグロのトロに勝るとも劣らない評価だ。
そのマスノスケ(キングサーモン)の養殖にいち早く取り組み、今やキングサーモンの養殖では世界生産量の90%以上を占めているのがニュージーランドである。
地球儀🌏で南半球を眺めると、日本に良く似た南北に細長く美味しい魚が獲れる島国がニュージーランドだ。この度COVID-19でも見事に感染が広がらなかったニュースは記憶に新しい。
ヨーロッパ文化と原住民のマオリ文化が見事に融合する不思議な国だ。『世界最強』と言われるニュージーランドラグビー🏉はイギリスが発祥の地であるが、ニュージーランド代表オールブラックスが試合前に闘志を鼓舞するマオリ伝統の踊り「ハカ」は、まさにその文化融合の象徴だ。
面積は日本の約7割、人口は日本の約30分の1、人口密度は日本の約20分の1 と大自然が豊かな美しい国だ。
お取引をする為に、ニャージーランドキングサーモン社を7年程前に訪ねた時のことである。国内線の機内から見える景色は正に雄大そのもので豊かな自然に溢れた美しい光景が目に焼き付いている。
サーモンの稚魚を育てる場所には、垂直透明度60メートルの本当に綺麗な水が底から湧き出る自然の池があり、その涌水で稚魚は育つ。海に出てからも透き通るような水の美しさは圧巻であった。
水平透明度60メートルの水底
もちろん、かつてオーストラリアのタスマニアサーモンがそうであったように、世界的に見て稀有な例になるが抗生物質は一切与えられてはいない。
先般、アメリカの公的機関がサーモンの品質の安全性を評価するために、各国で生産されるサーモンを薬物の使用、斃死の数、餌の安全性等で比較評価したが、安全とグリーンマークが付いたのは唯一ニュージーランドのキングサーモンだけで、他の産地のものには一様にイエローからレッド、中には大変危険とブラックの評価が付いた国もあり、アメリカではデータが公表されて以来、消費動向が大幅に変わったと言われている。
それ故、身に一切の臭みがないと安全性の面でもピカイチの評価を頂いているが、そもそもの種類としてもサーモンの中で最高と言われる『キングサーモン』であり、味も他の追随を許さない。
オーラキングアワード世界コンクールで
日本一に輝いたシェフの作品
何世代にも渡って、色の綺麗な優良個体を選択し繁殖させていくことにより、とても綺麗な色に仕上がっている。
そんな素晴らしいオーラキングサーモンを縁あって弊社では、現在3社しかいない直輸入代理店として、ニュージーランドから直接輸入している。
更に、ニュージーランドで作られる農産加工品の中で医薬品に近い効果が得られると世界的にも有名なマヌカハニー🍯がとれるマヌカの木のチップを使って、現地のこだわりの技術でスモークした『オーラキングサーモンのスモークサーモン』も弊社独自で直輸入している。
マヌカのチップを使ったキングスモークサーモン
『オーラキングサーモン』も『スモークオーラキングサーモン』も日本有数の有名ホテルや結婚式場で、絶賛の評価を頂き、沢山美味しいお料理の主役となっている。
年末年始は、華やかな季節。
ニュージーランド産の『オーラキングサーモン』は、非日常の食卓には、とても良く似合う『世界最高品質のサーモン』であると確信している。
代表取締役 柿澤克樹